僕を壊して救済してください
壊れないまま生きているのがもう限界なんです
白帆
青みたる狭霧(さぎり)の海に
ただ一つ浮かべる白帆・・・
遙けき国に何をか求むる
はたふる里に何を捨てきし
波はたはむれ、風はうそぶき
帆柱はたわみつ軋む・・・
あはれこの舟幸(さち)を求めず
また幸を否むにあらず
下なる水は空より碧(あをく)
上には黄金の日に充てり
狂へる舟は嵐を乞ふなり
あはれ嵐に安らひありとや・・
蒼い劣情
小説の形にもならない文章であることがすでに判っている
そんな絶望感から僕はこの劣悪で陰惨で稚拙な文章の垂れ流しをしている。
何の構成も存在していない。淫蕩な文章。。。
とにかく、始まりを「ママ」をテーマに書き始めた。
僕は別にいじめられッコではなかったけれど、
いじめられッコになることを
とても恐ろしがっていた少年だった。
ママのイメージもこの文章ではあくまでも妄想の産物から始まっている。
僕は男子校だったので、性への隔絶感に陥り、
それがママに救いを求めるようにし向けたのかもしれない。
ママの下着の芳香を人知れず嗅いで、
オナニーをしたのは、本当の話です。
ミストレスとママのイメージが融合したのは、高校時代ではなく、
社会人になってから後のことだったと思います。
血のつながった母に性的に精神的に支配を
受けるという妄想を抱くこと自体が僕をダメにしていってくれました。
僕はダメなひとです。
倫落によって発情してしまう、薄汚い淫獣です。
無秩序感、垂れ流し感を少しでも倫理的にしようと、
蒼い劣情の改稿を行ったのですが、
結局はそのイメージの呪縛を受け、勃起し、切なくなり、
オナニーをしては止めしては止めの作業になりました。
血の巡りは淫茎に行き、思考が難しくなり、
精液を二度もどくどくと出してしまいました。。
僕は本当に本当に変態なえむです(涙)
誰にも受け取られないままに、妄想の中でオナニーをし続ける。。
それが僕の全てなのです。。。
movement
快眠のまどろみのなか
ぼくはしばらくのあいだ目を見開いた
ぼくの部屋は
地平線に消え失せる太陽のひかりで
赤く染まっていた
美しく現実的で超現実的だった
赤、もしくは橙色
ぼくの額には汗が流れ
ぼくのたましいはこの空間に漂い
ぼくの体は自転の動きにあわせている
ぼくにはぼくしかなく
ぼくにはぼくがいる
そして今のぼくには時間の使い方がわからない
宇宙をある物質の一つであると考えたことがあった
太陽系は原子と分子の集まりの一つであると考えた
地球は小さな粒子の一つでしかあり得なかった
しかし、いくら小さくてもぼくは征服したかった
その円周の出来るだけ遠くに移動してみたかった
だから、ぼくは航海士になりたかった
それがぼくにとって一番身近な夢であった
ぼくにはぼくしかなく
ぼくにはぼくがいる
だから
もしかしたらぼくが望んでいたことは
creativeではなく
monementであるのだ
You
can't hear Red
You can't hear
Red
唇から囁かれる謎
君の膝の上で
丘の上で死ぬ夢を見た
サビーヌが死んだときのように
眼下では数珠繋ぎになって
ランドクルーザーたちが砂煙を静かに上げる
You
can't hear Red
You can't hear Red
ぼくのTVから女が笑い
Budwiserを飲んでいると
電話が泣き叫び
受話器を取ればまた
謎が謎を呼ぶ
意味もなく幸せになることに
おびえた夜
You
can't hear Red
分子的本能
夜が来れば何かが始まる
夜が来るまで待っている
夜が来ても動き回る
内なる地下への階段
失踪する無人のトンネル
ぼくの分子的な本能が
蒼い幻想の街でまわりはじめる
見も知らぬドミナが
ぼくに襲いかかり
得もしなかった力が
征服をぼくのものにする
砂をかぶった車の中で
緑色の肌を持った人間が
ぼくに話しかける
「絶望と展開と基本的な夢
お前が考えていることはそう言うことで
それは余計なことだ」
そんな戯言を受け入れる時間もなく
ぼくは身をひきちがれるような感動を求め続ける
それが静の世界の裏返しであるのだから・・
今の私にはあきらめがある
今の私にはあきらめがある
母から仰圧され
父から放擲され
空の声を聞けず
地のせせら笑いを確かめる
虚実の狭間を彷徨い
虚の中で野望を抱き
実の中であきらめがある
控え室で待っているBoxerはどうだろう
絶唱を続ける魂はどうだろう
八百長試合をやり終え
安酒を注ぎ込み
金を欲望にばらまくのであれば
今の私にはあきらめがある
背の高い草木が生える
広大な草原で
巨人に追われ
私と恋人に危機が訪れる
空の雲の形は不可解で
WAVEを作る風は
やさしく私たちを包み込む
しかし、それでも私は彼女を捨てる
頭脳があっても
ここでは私の体力が勝る
野望に勝る感情もなく
環境にうち勝てる自我もない
かすかに空想への道が開け
己のためにのみ
突き進むのであれば
今の私にはあきらめがある
オオカミ
山脈はいつまでも呼吸を繰り返す
その呼気は白く
またある時は汗ばむ
休息に止まった冒険者は
孤独な夜に巷を思い出す
戦慄にも似た恐怖が
予期しうるかたちでそのとき抱かれる
その空気を友人と出来ないのなら
狼の遠吠えは死の標になり
その芸当を確保するのなら
狼の遠吠えは親近の欲望と化す
切っても切れぬたわむれの触手は
主人公の自我意識を招き
きちがいのように疾走できる足を切り落とす
だから狼であるためには
ばらまいてきた失態をぬぐい去らなければならない
失態が失態を繰り返すことはあり得ない
ママ
ママ、僕はいけない子でしたね
ママのいうことを聞けないだめな子でした
ママにとっては反抗的な子でした
僕がママよりも背が大きくなって
自分なりの考えを持つようになって
ますます僕はママのいうことを聞かなくなりましたね
ママの親としての言葉をとても疎ましく思って
ママのことを蹴ったこともありました
でもね
ママ
僕
ママのこと好きだったんです
それを隠すために
ごまかすために
必死だったんです
ママに叱られているときも
心の中ではとてもうれしかった
とても切なかったんです
もっと
もっと叱られたかった
ママ
ママはもしかしたら気づいていたかもしれませんね
ぼく、ママの匂いが好きでした
とても好きでした
泣きたくなるくらい好きでした
知っていました?
僕、ママのパンティの匂い嗅ぎながら
オナニーしてたんだよ
ママがいないときに
たくさんたくさん
そんな僕をもしママが見つけていたら
僕を受け止めてくれた?
ママがおしっこする音も
耳を澄まして聞いていたんだよ
どうして
どうしてママは
ぼくを叱ってくれなかったの?
ぼくなんかたくさん平手打ちにしてくれたらよかったのに
ぼくはいいこなんかじゃないのに
ママが思っているようないい子じゃないのに
どうしてそれに気づいてくれなかったの?
僕の青臭い反抗なんて
ママにとっては重要じゃなかったんでしょ?
邪に堕落したぼくをしっていたんでしょ
ママに殺されたいと思っていたぼくを
ママはしっていたんでしょ
ママの匂いにまみれて
毎日毎日
どくどく
精液を流していた
僕を
泣いていたぼくを
ままに
気づいてほしかったんです
今日もママに叱られることを夢見て
ママのおしっこのことばかり考えて
いっぱいいっぱい
どくどく
しこしこ
しごきます
ママ本当は気づいていたんでしょう
ママのパンティにどくどく精液を出して
僕がそっと
洗濯籠に入れておいたことを
ママのおしっこの匂いと
僕の精液の匂いが混じり合った
ママの汚れたパンティのことを。。。
ねえ
本当は僕のためにわざと
パンティを不用意に置いてくれてるの?
ママは僕の切なさを知っているの
知っていて楽しんでいるの?
今ね
ちょっとだけ
精液がたれちゃった
でも
がまんします
射精しないで
あなたのことを思いながら
時間をかけて少しずつ
にじみ出すようにします
彼女の涙を見たとき
その正当さや純粋さに
ややとまどいうざったく思いました
僕に流せるものは汗しかなく
そういった感情は
正当や純粋という言葉を
凌駕するほど
虚実だと思ったのです
息をするにはもっと別のことが
必要であるように思ったのです
理不尽さに
この世にある欺瞞に
適う人と適わない人がいると思います
僕は自分も欺瞞であるけれども
同時に他人の欺瞞も含めて
適わないのです
一度放出しきったはずの
邪な樹液は
再びじわじわと体内で溶媒され
やがて形もなく歪み続ける
思いになる
この連鎖が存在するのとしないとデ
僕の人生がどう変わるのか
天上の視線に聞いてもわからない
やがてその樹液を排泄しなければ
持たない時が流れ始め
その思いが僕のすべてを覆い尽くす
切なくなると
乳首がかたくなって
女の子みたいな気持ちになってしまいます
指先で乳首を転がして
小さい声で
言ってしまいます
「やだあ」
時間をかけてメークを施し
ピンク色に揃えた女装をして
体をくねくねさせています
とてもかなしいです
隠しようのなく
涙を流して
スカートに染みを付けている
醜い勃起が
おかあさん・・・
まま
許してください
夜空を切る流れ星の焔のように
ぼくはこの世で無用のものです
心は石のように重いけれども
石の下にはいつも蛇が潜んでいます
遙かなる視線の束縛は
ぼくを塵労から救ったけれど
魂からの救いは
幸福そのものの中にすらありません
昔は幸福を願ってついに
それにめぐりあったこともあるけれど
その幸福がぼくには重荷になりました
王者にとって王冠がそうであるように
そこですべての空想をしりぞけて
ぼくは再び一人になりました
陰気な
さびれた城の
眇たる一城主のように
乞食
とある精舎の門のほとりに
物乞いする貧しい男が立っていました
男はやせさらばえて、飢えと渇きと
なやみのために生きた心地もありません
この男は一片のパンを求めていたのでした
そのまなざしはなまなましい苦痛の色を浮かべていました
すると誰かが石をのせました
さしのべられたこの男の手に
そのようにぼくはひたすらあなたの愛を求めていました
にがい涙とうれいをこめて
そのようにぼくの純情を
あなたはあざむいたのです
永久に!
ああ
あなたのおみ足は
この身の何という好ましさ
ここにかがやき
暗い筋が鋭く通って・・
月の光を浴びて まるで意志そのものを伝えるかのよう
果てしも知らない
自慰を強いられ
身体は邪にうねり
むなしい精液がどろりとたれて
おぼろの光を浴びた
僕の惨めな欲望が
人気なき夜更けに
ふさわしく息づいて
お願いです
僕の惨めな表情をつぶしてください
精液の涙を枯らしてください
少しあるが喉がいたい、体がだるい。薬飲んでる。:
あなたのウイルスを僕に全部注入して欲しい気持ちです
ぼくにとってはしあわせになります:
私の体内のウィルスもすべて受けてもらいたい。:
ぜんぶ。。僕の身体の穴から注ぎ込んで下さい:
くねくねして体中に巡らせたいです::
それで何日も苦しんで。。。無我のしあわせにたどり着きたいです:
苦しみのあとに快楽と歓喜の境地が・・・。:
注入された後はきちんと栓をして下さいね:
体の中からじわじわピンクの培養液に浸って染まっていきたいです:
マイクロスコープでみても細胞ひとつひとつがピンク色に染まっています。:
切り口から流れる血も。。涙も尿も精液も ピンク色になればいいのに::
ああ、なんて素敵な色でしょう〜。:
ぼくも自ら芋虫の意志で望んでいます:::
あなたにしか見咎められない哀れな惨めなそしてしあわせないもむし:
この宇宙内生物でいちばん幸せ芋虫です。
だれも知らないしあわせに彩られたピンクの芋虫
こんな素敵な幸せ誰もしらなくてもいい。
あなたのお足元で感じる無情の悦び:
常にあなたを見上げるかとうないもむし
遙かなる視線を。。感じています。。
赤い糸でなくピンクの鎖で。
泣きたい気持ちでいっぱいです:
いまも。。。。
狂おしい気持ちにまみれたいです
どろどろになりたいです
熔けてしまいたいです
壊れてしまいたいです
だってあなたのものになるために転生してきたのですもの
あなたの全ての排泄を受けるために生まれてきました
僕の身体の器官はすべてそのためにあると思っています
とっても繊細な器官なのに、ぴくぴくして。
あなたにいいこいいこしてもらうために次の息をします
これからもずっと。。。体内から涙や精液をあなたの前で流すために作り続けます
体内まで覗かれているようなこの感覚
体内までゆだねているようなこの感覚:
健康な汚れのない物を流しなさい。
はい。。流すたびに純粋になっていきたいです
あなたに包まれてじわっと浮遊しているようです
オートバイ
僕は毎日同じようなことを繰り返し
同じように機会を失う
その先にある方向性を試行錯誤して
そのまま歳をとってしまうのか・・
なにかに失敗したとき、背中に荷物を背負い込み
不本意な笑みを浮かべて理解者を求める
後悔と欲求不満が僕の手を薄汚く染めていく
スピードと回転する思いと語りかけられる他人の言葉が
僕の幸福をわずかながらつないでいる
朝がくれば
僕はまた
オートバイにまたがり
無限に続く流れに
合流するだろう
オートバイが意志を持ったら
僕もまた無限に流れるだろう
自分が生み出したものに対する不信。
他人の評価が判らないことに対する憔悴
そう言ったものから逃れるために
僕は幻想のママを求めているのでしょうか
青い劣情の中で僕はママにレイプされました
そんな予定はなかったのに
青い劣情がどこに行くのか僕には判らなくなってきました
まだママと幻の中で堕ちていきそうです
どこまでも
僕が求めているのは僕のことを看取ってくれる慈愛なのでしょうか
僕は愛情に飢えているのでしょうか
不足していたのでしょうか
ママはボクの堅く膨らんだおちんちんを
頬張りながらボクを見つめていました。。
ボクの濃い精液がトロリとママの伸びた唇の端から
たれているのが見えました
いいのよ
ママの目がボクに語りかけていました
白い指が睾丸をまさぐりました
お尻の穴にも差し入れられました
指先の冷たさを感じると
たまらない気持ちになり
その指を肛門でキュッと締め付けながら
見上げるママの瞳を見つめながら
おかあさん
おかあさん
といいながら
ママの喉の奥にドクドクしました
見せられないReport